知立まつり「ユネスコ無形文化遺産」に登録決定!

去る12月1日、知立市民待望の知立まつりのユネスコ世界文化遺産の登録の知らせがはるかアフリカから届きました。当社の例祭であります知立まつり(知立神社例祭)の「山車文楽とからくり」を含む、東は東北八戸から西は九州唐津までの全国33の山車の祭礼が「山・鉾・屋台行事」として、一括して晴れての登録となりました。登録の知らせを受けた当日朝、知立市図書館・歴史民俗資料館のホールにおいて、林市長さん、山車連合保存会加藤会長さんを始め多くの関係者が集まり、登録祝賀の万歳会が開かれ当社の宮司も参加、共に喜びを分かち合いました。

 

 

全国に素人人形浄瑠璃や山車からくりは数多く有る中で、知立の人形が国の無形民俗文化財に指定され、更にはユネスコの文化遺産になった理由はどこにあるのでしょうか?

 

「知立の山車文楽とからくり」の特色は、まず山車文楽については、山車の上で上演される人形浄瑠璃(文楽)が他に類を見ない点にあります。境内に曳き出された山車の中層に舞台を組み、山車の中から聞こえる三味線と太夫の語りに合わせて、人形芝居を演じます。通常の浄瑠璃劇では国立文楽劇場のような広い舞台に、人遣い(1体の人形を頭、右手、左手と足の3人で操ること)の人形を何体も登場させて演じられますが、知立まつりでは山車上の制約ある舞台で演じられるため、人形の数や演技の内容等が狭い舞台に合うように工夫されています。

また、山車からくりについても、他の多くの山車からくりが高山祭りや犬山祭りの様に山車上に人形がしつらえられていて、宙返りや変身などの単純な動きで観客を面白がらせるのに対し、知立の場合は浄瑠璃語りに乗せて平家物語等に材をとった物語を人形が演じるところに特色があります。只物語を演じるだけではなく、随所にからくり人形ならではの観客を驚かす様々仕掛け(ギミック)が組み込まれています。

 

次回の知立まつりは合祭(あいまつり)の年にあたるため、境内での文楽・からくりの上演はありませんが、ユネスコ登録を記念してこの貴重な芸能をご覧いただける企画も進行しているとのことですので、多くの人にご覧いただけることを祈っております。


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